みなさんは「因果応報」という四文字熟語をご存知ですか?言葉の響きからして恐ろしげなこの言葉は、浮気や不倫といった不貞行為でもよく使われます。では、因果応報って本来どんな意味がある言葉なのでしょうか。そして、どうして浮気や不倫などをすると因果応報と言われるのでしょうか。
- 1. まずは因果応報の意味が知りたい!
- 1.1. 自分がやった行いは必ず自分に返ってくるという意味
- 1.2. 逆に良い事をすれば自分にやがて幸せがやってくる
- 1.3. すべての物事には原因があるという意味
- 2. 浮気をしたらどうなるの?よくある3つの因果応報
- 2.1. 1.不倫をしたら自分も幸せになれないと言われている
- 2.2. 2.不倫して勝ち取っても同じように浮気され捨てられる
- 2.3. 3.不仲・貧困など不幸があると罰があたったと思えてしまう
- 3. 浮気の因果応報?実際にあった4つの事例
- 3.1. 多額の慰謝料を払わなくてはならなくなった
- 3.2. パートナーも浮気相手も失った
- 3.3. 友人関係も壊れてしまった
- 3.4. 会社にいられなくなってしまった
- 4. 浮気の因果応報をできるだけ軽くするには?
- 4.1. そもそも浮気のような裏切り行為をしない
- 4.2. 心を改めてこれまで以上に頑張れば良い
- 4.3. 二度と浮気をしない事
- 5. 【まとめ】浮気による因果応報が怖いなら浮気はやめましょう!
まずは因果応報の意味が知りたい!
それではまず、因果応報という言葉の意味を調べてみましょう。因果応報とは、そもそもどういった意味の言葉なのでしょうか。
自分がやった行いは必ず自分に返ってくるという意味
因果応報とは、古くからある言葉で、中国は唐代の大詩人、白楽天の詩にも登場します。もとは、仏教の教えを伝える言葉として知られるようになりました。因果応報という言葉は、「原因となった事柄に応じた結果が報いとしてやってくる」という意味です。桃の種を植えれば桃が生り、チューリップの球根を植えればチューリップが咲きます。
それと同じように、何か悪いことの種を自らばらまけば、結局自分のもとに悪いことが結実してしまうという意味なのです。
たとえば先にご紹介した白楽天の詩では、ツバメの家族が登場します。一生懸命ヒナのために餌を探し、命を削るように東奔西走した親の事などまったく見返りもせず、ある日ヒナたちは大人のツバメとなって飛び立ちます。
親への感謝も忘れて飛び立つヒナたちの姿に、ツバメの両親はがっくり肩を落とします。そこで白楽天はツバメたちに語り掛けるのです「おまえたちだって、同じように育ててくれた親を捨てて、巣立って自分の家庭を築いたんじゃないのかね」と。
昨年同じように大切に育てられた恩を親に返すことなく巣立ち、パートナーを見つけて子育てをした。その子らに恩を返されることもなく巣立たれても、それは因果応報だということですね。
逆に良い事をすれば自分にやがて幸せがやってくる
もともとの仏教用語では、悪い意味だけで使われているものではありません。花の種を植えれば花が咲くように、善い行いを積んでいればいつか必ず何らかの形で報われる時が来る、という意味もあります。
誰も見ていなくても、誰が知っているわけではなくても、善い行いというものはいずれめぐりめぐって自分の身を助けます。たとえば受験勉強も、勉強そのものは報われなかったとしても、その過程で学んださまざまなことが、きっと人を大人に、豊かな人生に変えてくれるでしょう。
すぐに結果が出なくても、努力や善行というものは必ず日の目を見る時がやってきます。良い行いをし続けることで、自分の気持ちもまっすぐ清々しくなります。善い行いは、それだけで行った本人に幸せな気持ちをもたらしてくれるのです。
すべての物事には原因があるという意味
つまり因果応報とは、すべての物事には原因がある、という意味の言葉なのです。また、今行われていることは、きっと後々起こることの原因になるよ、という意味でもあります。
善い行いをすれば、きっと幸せの種になるでしょう。しかし誰かを騙し、誰かを悲しませて泣かせ、誰かを苦しめれば、それはきっといつか自分の首をしめる辛苦の種になります。誰が見ていなくても、自分の行いはきっと自分に返ってくる、ということなのです。
浮気をしたらどうなるの?よくある3つの因果応報
浮気をしたらどうなるのでしょうか。浮気をするとよく起きると言われている、3つの因果応報についてご紹介します。
1.不倫をしたら自分も幸せになれないと言われている
昔から、「不倫をすれば自分も幸せになれない」と言われています。例えば、林真理子さんの『不機嫌な果実』という小説を読んだことはありますか?裕福な家庭の専業主婦が、平坦な毎日になんとなく不満を持って複数の男性と不倫を重ねる話です。
主人公は、結局離婚をして若い不倫相手と再婚することになりますが、もともと高給取りだった夫と別れて若い男性と再婚したため、生活水準はがっくり下がります。離婚前に不倫をしていたことで、結婚後も親から定期的にもらっていたお小遣いも切られてしまいます。
どう見ても自業自得、因果応報なのですが、彼女は自分の中にある埋められない洞をどうすることもできず、結局別の男性との不倫を続けているのです。そんな彼女は惚れ込んだ若い男との再婚、という上辺だけは幸せな人生を送りながらも、心の中は木枯らしが吹き抜けているような状態です。どう考えても幸せとは言えません。
これは小説のお話ですが、現実世界でも同じようなことを経験している男女は少なからずいるのではないでしょうか。自分の結婚生活・恋人との関係の隙間を埋めるために浮気をしても、結局は同じ隙間が増えるだけで、埋まることはないのです。
2.不倫して勝ち取っても同じように浮気され捨てられる
不倫をして相手の妻から彼を勝ち取ったとしても、次にやってくるのは幸せな充足感ではありません。今度は自分が「愛するものを奪い取られる立場になったのだ」という恐怖感です。相手が離婚したその日から、その恐怖が消えることはないでしょう。
相手は愛した妻がいたのに、それでも自分という女性と不倫をし、その結果妻を棄てた男です。今度もまた、不倫の果てに結ばれた妻である自分がいるのに他の女と浮気をし、その結果自分を棄てるかもしれません。
自分が離婚させたのですから、夫がどんな言葉や行動に弱く、誘惑に流されてしまうか熟知しているでしょう。同じようなアプローチを仕掛けてくる女性の出現を、ずっと恐れながら生きていかなければならないのです。
3.不仲・貧困など不幸があると罰があたったと思えてしまう
離婚原因が不貞行為だと、夫も不倫相手も慰謝料請求をされる可能性があります。また親権を妻が持っていると、養育費も払わなければなりません。そのため、不倫中は潤沢だった夫の懐事情は、離婚を経てかなり深刻な状態になってしまうこともあり得ます。
そのため思ってもいなかった経済的困難や貧困、それが原因の不仲など、不運や不幸と感じることがあると、罰があたったと感じてしまうのです。「人のものを盗ったから、今こうして罰が当たっているんだ」と思いながら暮らすことは、とても辛いことですよね。
浮気の因果応報?実際にあった4つの事例
浮気の因果応報なのかな?と信じてしまうような、実際にあった4つの事例をご紹介します。本当にあった「怖い」話ですね。
多額の慰謝料を払わなくてはならなくなった
軽い気持ちで浮気をしていたら、妻にそのことがバレてしまい、離婚に至ったということはよくありますよね。
しかし、油断していたら妻が探偵を雇って「不貞行為」の確証を掴んでおり、裁判沙汰になって結局浮気相手同士、多額の慰謝料を払わなければならなくなったという事態も、実は珍しいことではないのです。
パートナーも浮気相手も失った
浮気を楽しんでいたけれど離婚をする気はない、というどっちつかずの優柔不断な態度で遊んでいたら、浮気がパートナーにバレてしまい離婚。しかも「離婚したから再婚しようか」と浮気相手に言ったら「浮気だったから気楽だったのに。あなたと結婚する気は無かったし」と簡単にフラれてしまった、というケースです。
自分だって離婚をするつもりもなく、気楽に無責任に遊んでいたのに、いざ妻にも不倫相手にも棄てられて一人ぼっちになったところで、自分がしてきた罪に気づくのでしょう。
友人関係も壊れてしまった
浮気をしていることを友人に話したら、「そんな不実なことはやめろ」と言われたのに、続けていたら友人が去って行ってしまったというケースもあります。また友達の彼女にちょっかいを出す、という最悪のルール違反をした結果、友達にバレて友達も、妻も、浮気相手も失ってしまったという悲惨なケースもあるのです。
会社にいられなくなってしまった
会社の同僚や後輩と不倫し、相手が妊娠するなど話が多ごとになった結果、離婚に発展して結局自分も不倫相手も会社にいられなくなってしまった、ということもあります。恋愛禁止の職場はそうそうありませんが、それでも不貞行為は別です。しかも大ごとになって失職したとなると、次の就職先もなかなか良いところが望めない可能性も出てきます。
別れた妻への慰謝料や子どもの養育費を支払わなければならないのに、職場を追われて再就職もままならない……考えただけで恐ろしいですよね。しかも慰謝料や養育費は、給与やバイト料から天引きされるのです。
浮気の因果応報をできるだけ軽くするには?
浮気の因果応報をできるだけ軽くし、自分へ恐ろしい報いが返ってくることをなるべく避けるには、どうすれば良いのでしょうか。
そもそも浮気のような裏切り行為をしない
浮気は裏切り行為です。夫婦間には貞操義務があるため、他の男女と関係を持つと不貞行為とされます。法的な罰則はありませんが、離婚原因にはなり得ますし、民事裁判で慰謝料請求されることは覚悟しなければなりません。
しかしそれだけではありません。たとえ法的に義務があろうとなかろうと、愛した人を裏切り、嘘をつき、苦しめ泣かせるような行為は人として許されることではありません。因果応報が怖ければ、そもそも浮気などしないことが一番です。
心を改めてこれまで以上に頑張れば良い
それでもつい出来心で浮気をしてしまった……という場合は、心を入れ替え、これまで以上に仕事に家族サービスに励み、家族からの信頼を取り戻すことしかできることはありません。
それでも、妻や子どもが病気をしたり、自分が事故に遭ったり、仕事で大きなミスに巻き込まれると「因果応報かもしれない」とおびえるかもしれません。その恐怖も贖罪のうちなのかもしれませんね。
二度と浮気をしない事
そして、浮気をして妻子や彼女を悲しませたことを悔い改め、二度と同じようなことはしないと誓うことです。一度浮気をしただけで、ひどい目にあったという人はなおさらです。同じことを繰り返せば、より大きな報いがめぐってくる可能性は高いでしょう。
【まとめ】浮気による因果応報が怖いなら浮気はやめましょう!
浮気による因果応報は、考え方ひとつでいくらでも変わるものだ、と思う人もいます。何か不幸や不運があっても、単なる偶然で別に浮気と関係なんかない、と笑い飛ばす人もいます。
しかし、浮気をするということは、少なからず人を裏切り苦しめるということです。仏教的な因果応報ではなくても、誰かから強く恨まれる行為ではあります。人から恨まれ、「不幸になれ」と吐き捨てられるような行為はなるべく慎むことが、社会人として生きていく上で大切なのではないでしょうか。
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