浮気が原因で裁判沙汰になる、という事態は、そう珍しいことではありません。浮気と聞くと、人によっては「裁判なんてそんな大げさな」と感じるでしょうし、「浮気なんて絶対に許せない!離婚に決まっている」と感じるでしょう。
それでは、浮気が原因で裁判を起こしたいと思った時、どんな準備をすればよいのでしょうか。またその際に気を付けておきたい3つの重要ポイントをご紹介します。
- 1. 浮気され裁判を起こす時はどのようにすべきか?
- 1.1. 弁護士に相談する
- 1.2. 周囲の味方にも相談しておこう!
- 2. 浮気で裁判を行う時に注意すべき3つのポイント
- 2.1. ① 裁判を起こせるのかどうかをまずは確認する事
- 2.2. ② 浮気の慰謝料の相場を調べておこう!
- 2.3. ③ 弁護士を雇う前に探偵を探すのもおすすめ
- 3. 浮気の裁判で必要なもの!それは証拠!
- 3.1. 浮気相手と何回くらい会っているのか調べる
- 3.2. 相手の氏名住所勤務先とその連絡先生年月日を知っておく
- 4. 浮気の裁判を起こす前に時効について知っておこう!
- 4.1. 浮気や不倫にも時効がある!
- 4.1.1. 浮気や不倫の時効は3年となっている
- 4.2. それ以上経過していると裁判を起こす事は難しい
- 5. 【まとめ】全てが揃ったらいよいよ決戦の日!
浮気され裁判を起こす時はどのようにすべきか?
浮気をされて裁判を起こしたい、起こす、という時は、どんなステップを踏むべきなのでしょうか。裁判を起こしたいと思った時に、まずするべきことを考えてみましょう。
弁護士に相談する
まずは、弁護士に相談してみます。弁護士に相談する、というとすぐに訴訟を起こさなければならないように感じるかもしれませんが、別にそういう訳ではありません。弁護士は、訴訟、つまり裁判を起こすべきか、それとも示談や調停でなんとかした方が良いのかなどを判断してくれます。
また、弁護士に相談するには非常にお金がかかるというイメージがあるかもしれませんが、区市町村の役所で行っている定期的な無料法律相談を活用してみましょう。1人にかけてもらえる時間は10~20分程度ですが、無料なのでお金はかかりません。
ただし時間が短いため、泣いて訴えるようなことは時間の無駄になってしまいます。事実関係をきちんと整理し、できれば紙に書いて一目で分かるように人間関係の相関図を書いていくと、短時間でもスムーズに相談できます。
- 裁判は起こせるか
- 裁判が起こせない場合、調停や示談の道はあるのか
- 裁判に勝つにはどんな証拠が必要か
- 裁判を起こす場合、予算はどれくらいか
- 裁判にはどれくらいの時間がかかるのか
こういった質問も箇条書きにしていくと良いでしょう。
一般の弁護士事務所でも、場所によっては初回相談が無料というところもあります。あとはだいたい1時間5000円~10000円程度で相談に乗ってくれます。もちろん秘密は絶対に守ってくれます。また弁護士によって、男女問題が得意な人とそうではない人がいるので、HPなどで料金も含めて確認してから、電話で予約相談をしてみましょう。
どうしても弁護士に相談するお金がない、預金もないという場合は、法テラスというシステムもあります。まずは電話相談してみましょう。
周囲の味方にも相談しておこう!
また、周囲にいる味方になってくれそうな人々にも相談をしておきましょう。旦那や彼氏とはつながりのない古くからの友人や両親、きょうだいなど、信頼できて、旦那や彼氏に情報を流したりしない人を選ぶ必要があります。
旦那や彼氏と共通の友人の方が、旦那や彼氏の動向が分かって良いような気がしますが、どこで訴訟準備の話が漏れてしまうか分かりません。まだ浮気の証拠の調査中という場合は、証拠を隠滅されてしまう可能性もあるのです。
さらに、共通の女友達という場合、その女友達こそが浮気相手というショックなケースも少なくありません。周囲の人に相談をする場合は、必ず信頼できて、旦那や彼氏とのつながりが考えられない相手を選びましょう。
浮気で裁判を行う時に注意すべき3つのポイント
浮気で裁判を行う時には、3つのポイントに注意しなければなりません。注意しなければならないのは、どういった点なのでしょうか。
① 裁判を起こせるのかどうかをまずは確認する事
まずは裁判を起こすことが可能かどうかを確認しなければなりません。これは区市町村の法律相談や、弁護士への相談でもわかります。
たとえば結婚をしていると、貞操義務と呼ばれる義務が生じます。パートナー同士でしか肉体関係を持たないというルールです。これは違反したからといって罪に問われるわけではありませんが、不貞行為があれば離婚の理由として認められる可能性があります。
しかし、結婚をしていない彼氏と彼女の場合など、結婚していない場合は不貞行為があったとしても裁判を起こすことができない可能性も高くなります。自分の事例の場合、裁判を起こすことが可能かどうかをまずは確認しましょう。
② 浮気の慰謝料の相場を調べておこう!
次に、浮気の慰謝料の相場を調べておきましょう。浮気の慰謝料は、旦那とその浮気相手を相手取って支払いを要求することが一般的です。慰謝料の相場は、ケースによって異なりますし、夫や浮気相手の年収などによっても異なります。
- 夫婦が離婚せず、夫が浮気相手と別れる場合 50~100万円
- 夫婦が別居してしまった場合 100~200万円
- 夫婦が離婚した場合 200~300万円
これくらいが相場と言われています。地位や知名度があり、浮気の発覚による社会的な損害が大きいほど慰謝料は高額になりますが、一般的にはこれくらいの金額です。
③ 弁護士を雇う前に探偵を探すのもおすすめ
弁護士を正式に雇っても、きちんと証拠が揃っていないと裁判や調停で不利になってしまいます。不倫は不貞行為があったかどうかが重要な分かれ道になるので、不貞行為があったと想定されるはっきりとした証拠、例えばラブホテルの出入りの瞬間の写真などが必要です。
浮気の裁判で必要なもの!それは証拠!
浮気の裁判では、どんなものが必要になるのでしょうか。やはりそれは証拠です。先ほどもご紹介したように、不貞行為の証拠こそ不可欠なのです。
浮気相手と何回くらい会っているのか調べる
まずは、浮気相手と何回くらい会っているのかを調べます。不貞行為の証拠を確実につかむためには探偵などプロに依頼した方が安心です。
しかし給与明細にある残業日数や出張日数と、実際に出かけた日数を計算し、実際に出かけた日数の方がずっと多い場合や、平日の残業がいきなり増えたなど、怪しい兆候が見られたら、少しずつチェックを進めた方が話は早く進むでしょう。
相手の氏名住所勤務先とその連絡先生年月日を知っておく
相手の住所氏名、勤務先や連絡先、生年月日といったプライバシーも、分かる限り調べておくと良いでしょう。
誕生日が分かれば、「なぜその日の帰りが遅いのか」「なぜその前後にお小遣を要求してくるのか」「なぜその日に限って出張が入るのか」といった謎がすべて解けます。つまり彼女の誕生日を二人みずいらずで過ごしているという可能性も想像できますよね。
浮気の裁判を起こす前に時効について知っておこう!
浮気や不倫をされて、「裁判を起こそう」と考えても、それを阻む要因がもう一つあります。それが時効です。時効についても詳しく知っておきましょう。
浮気や不倫にも時効がある!
浮気や不倫にも時効がある、ということは、あまり知られていませんよね。でも実際にあるので、訴訟を起こす場合は注意が必要です。一般的な事件にも時効があるように、浮気に関することにも時効があるのですが、浮気自体ではなく、慰謝料請求ができる期間に期限が設けられています。
浮気や不倫の時効は3年となっている
浮気や不倫は刑事事件ではないので、民法でどうなるかが定められています。民法によると、「不法行為による損害賠償の請求権は、被害者またはその法定代理人が損害及び加害者を知った時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から二十年を経過したときも、同様とする」
浮気や不倫で訴訟の対象となる「不貞行為」は「違法行為」ではなく「不法行為」に当たります。そして損害賠償請求が認められています。
浮気の事実を知った時から3年、もしくは知らないまま過ごしていた場合でも20年が経過したら、損害賠償請求ができなくなる……つまり時効が成立してしまうのです。
それ以上経過していると裁判を起こす事は難しい
時効が成立しており、それ以上の年月が経過していると、裁判を起こすことは難しくなります。起訴されればほぼ有罪が確定すると言われている刑事事件とは異なり、民事裁判で勝訴することは、けっこう難しく、時間もお金もかかるのです。
【まとめ】全てが揃ったらいよいよ決戦の日!
しかし、煮え湯を飲まされて黙っている必要はありません!不貞行為の確たる証拠を探偵に依頼して揃えることができれば、夫や不倫相手から慰謝料を勝ち取ることもできるかもしれないのです。不倫癖があり、治らないと分かっている夫の場合は、慰謝料や子どもの養育費をもらって、きれいさっぱり別れることも幸せへの近道ではないでしょうか。
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ーDAIICHI DETECTIVE GROUP ー
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